感覚を育む

音楽教室

大人でも、子供でも。定型児でも発達障害児でも、みーんなにとって大切なこと。

それは“感覚”を成長させること。

感覚の後に続く言葉としては、タイトルでは育む、としましたが、研ぎ澄ませるとか、洗練させるなどの動詞がつくことが多いように思います。

研ぎ澄ませる、洗練させる、の言葉にしなかったのは、何かその二つって削ぎ落とすようなイメージがしませんか?木屑が舞っているような。かんなをかけて削るような。

実は感覚は相互に作用していて、一つを成長させることによって、一見関係のないような事柄にも変化が見られることがわかっているんです。

木の幹が枝を増やすように広がるんです。

一礼を挙げると、手先の感覚の成長が、脳の言語野に作用すると言われています。
つまり、赤ちゃんが何を掴んだり、触ったりした成長によって発語が生まれるんです。

音楽において育まれる感覚の筆頭は聴覚ですが、楽器を演奏するとなると触覚が重要になってきます。楽譜を目で見たり、その合間に一瞬だけ相手のことを見たりの動きは視覚。

さぁ、成長幅は無限大です。
年齢も性別も関係ありません。

自分の身体に秘められている可能性を存分に引き出しましょう!

フルートの生徒さんの最年少は現在5歳。フルートの前段階の楽器、ファイフは横に構えるので目に見えない位置で指穴を塞ぎます。難しい楽器ですが、ステップを踏めば大丈夫。ビーズの両側の穴を指の腹でおさえる動作をファイフの前に行なうと、指先のセンサーが成長し、ファイフの穴も難なく塞げるようになります。

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