できない、には訳がある

音楽教室

発達障害の我が子がいると、どうにも詳しくなっていったある事柄があります。

それは“発達”に関する情報。

一般的に知られていないかもしれませんが、精神年齢の遅れがある・発達の遅れがある場合、
精神だけではなく、体の発育にも遅れがある場合があります。

例えば、発達障害の傾向のある子供の場合、手先が不器用なことがあるのですが、
それは手先をコントロールする関節や関節を支える筋肉の成長が定型児よりも遅れているためにおきる現象です。

手先がまだ赤ちゃんのように柔らかい子供に、楽器を正しく持とう、正しい手の形をしてみよう、と声掛けしても、それは難しいことを要求しているに過ぎません。

苦手だから楽しくないし、気も散りやすい。
せっかく情緒面や集中力を養うために音楽を習わせようと思っても、なかなか成長に繋がりません。

それを要求する前に、現状を良く良く理解し、状態にあった次のステップを紹介することが大切です。

でも、これ。実は発達障害児に限った話ではありません。
ある一定の基準を超えていてそれが日常生活に支障をきたしている場合に“障害”と診断されるわけですが、大小の苦手は誰しも持っています。
その苦手のステップを一段降りて、別の角度から階段を設定してあげると、驚くような成長が待っています。

できない、には理由がある。理由がわかれば解決策が見出せます。

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