感覚統合とモンテッソーリ

音楽教室

発達の進度が緩やかな方の場合、3歳や4歳のいわゆる習い事始めの適齢年齢であっても、
手の力が弱く鍵盤が押せなかったり、姿勢の維持ができなくて座っていられなかったりします。

そういった方の場合は、一緒にシンプルなメロディーの歌を歌って音感トレーニングをしたり、
マットを敷いてジャンプをしたり、ビーズや教具を使って、手先の洗練のための運動を取り入れています。

運動の能力が備わっていなくても伸ばすことができる能力が音感です。
音感は生涯にわたって音楽を楽しむことができる力でもありますし、聞き取る力は外国語に対するポテンシャルの上昇にも関係します。

大きな体の動き、粗大運動に関しては感覚統合の考えを用いて運動を紹介しています。
小さな動き、微細運動に関しては、モンテッソーリのメソッドを利用して指先の感覚の成長を促します。
モンテッソーリ教育は、教具を使った手先の訓練や、ツルツル・ザラザラを感じとるといった経験を通じ、
手先の発達が、発語の発達、ひいては脳全体の発達に関係することを早くから理解していた教育法であると感じています。

なぜ、こういったところからの音楽レッスンを行っているのかというと、小さな動きができるようになるには、大きな動きができるようになっていることが前提だからです。
そこから一緒に取り組みますので、「もう少しこれができるようになってから…」と、習い事をするまでに成長を待っている必要はありません。

お一人お一人に合わせてレッスン内容をお作りしますので、どうぞご相談ください。

PAGE TOP